初恋も二度目なら
営業事務の先輩(だけど私より年下)の、松本さんと木藤さんは、「じゃあ一緒に残ります」と言ってくれたけど、頼まれたのは私だけなので、どうぞ先に帰ってくださいと言った。
ちなみに、芥川さんは「そうですよ。部長が残れと頼んだのは卜部さんだけです。だから私たちまで待つ必要はないです。それに今日は合コンなので、私、もう行かなきゃ。おつかれさまでしたっ!」と言って、サッサと帰った。

うーん。さすが芥川さん。
と、私たち3人は、妙なところで感心しつつ、松本さんと木藤さんも、仕事が終わってすぐ帰った。

部長の用が分からない上、頼まれたのは私だけだと思うから、他の人たちに待っててもらうのは気が引ける。
それに、松本さんと木藤さんは結婚してるから、家に帰れば晩ごはんのしたくとか、洗濯物を取りこんだりとか、いろいろすることがあるだろうし。
合コンも・・・まぁ、一応「すること」だし。
だから3人に帰ってもらって、私はホッとしていた。

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