黒い羽と嘘と執着

それまでの重苦しい空気が一瞬緩む



その隙をついて吹っ飛ばされた男は逃げていった



「おい、ノエル邪魔すんな」



「えーだって、ここで動くのは得策じゃないでしょ?」



「チッ…ヤツはBetrayer―ビトゥレイア―の雑魚…だと思う」



「それでも確証はないし、雑魚は雑魚、燿(ヨウ)くんが相手する必要ないじゃん」



ようと言うらしい男と、のえると言うらしい金髪美少年は何やら言い争いをしているが内容は全く分からない



とりあえず私は空気を読んで動かずにいた




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