黒い羽と嘘と執着


3日間あったテストが終わり久しぶりに溜まり場に行く



「よかったー、赤点は無さそうー」



私がのんきに溜まり場に入ると次朗君は私を見て笑ってくれた



「ねえねえ、呑気にしてないでよお姉さん」



「?」



「?じゃないから、皆集まったから近況報告するよ」



何の?とは今は聞きづらいからやめておこう



「Betrayerについてだけど」



その言葉に私の心臓がドキリと跳ねた



「何かつかめたのか?」



「まあまあ、燿くん急かさないでよ」



皆の視線がノエルに集まる




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