恋のお相手は小さな男の子



しかも、小学生だぞ!って……。



「佑真君も小学生だけど」


「あっ、……だな」



佑真君の自分でも忘れてたみたいなその反応に首を傾げた瞬間、グイッと佑真君の顔が近付いてきた。



一気にドッドッドッと速くなる鼓動。



「もしかしてさ」


「な、何?」



息がかかるんじゃないかって位、佑真君の顔が凄く近い。


しかもニヤッと笑うその顔は小学生の癖に何処か妖艶で、ゆっくりと動く佑真君の唇から目が離せない。



「それって、ヤキモチ?」


「なっ……」


「なーんてな」



言葉に詰まった私を尻目に、私から顔を離すとケラケラと笑う佑真君。


多分、からかわれたんだと思う。


なんだけど、さっきのリサちゃんと一緒に居る光景が頭を過ったと思った瞬間、胸の奥にしまっておく事にした気持ちがぶわっと溢れ出てしまった。



「や、ヤキモチ位するよ!」


「えっ?」



気付いたら口をついて出ていたその言葉に、佑真君が目を丸くしている。


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