恋のお相手は小さな男の子



「悪いな、リサちゃん。馬鹿葉月が馬鹿過ぎて迷惑かけたな」


「酷っ!」



リサちゃんなる女の子への優しい言葉と共に私への酷い言葉。


思わず突っ込むも、自業自得っていうのも一応理解している。



「和真にはちゃんと伝えとくから、気を付けて帰るんだぞ」



佑真君の言葉で固まっていたリサちゃんはまたニコニコと笑顔に戻り、


「うん!佑真君、ありがとう!」


そう言って手を振って去っていく。



和真君っていうのは、佑真君の弟で。


ん?っていうこ事は……。



「あのー、今の女の子は……」


「和真の友達」



やっぱり、そっちかぁぁぁぁあ!



「っていう事は、佑真君の恋人…とか、好きな人…では無いんだよね?」


「はあっ!んなわけねぇだろうが!小学生だぞ!」



恐る恐る聞いた私に対して佑真君は、眉間に皺を寄せて不満顔でそう怒鳴ってくる。


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