彼女とボクの最終定理
――「石神、何かあったら先生にいつでも相談していいんだぞ。」


…正直びっくりだった。

まさかこの先生からそんな言葉が出てくるなんて。


少しは、頼ってもいいかな…。



―――――…ボクは全てを話した。
学校生活の事、ボクの扱いを。

「……そうか、大変だったんだな。わかった、先生に任せときなさい、な?」

「…はい。」

今まで、ボクに味方はいないと思ってた。
まともな大人に出逢えないと思い込んでた。

―踏み出せなかったのは、ボクだったのかな…。



『探さなきゃ、見つかりもしない』



ああ、そうか。

そうだった。

きっと、こういう事だったんだろう…。


しんみり優しさを噛み締めて、ボクは教室を後にした。


――「…ただいま。」

そうだよな、誰も、居るわけ無いよな。

でもボクにとって、この家に誰も居ないって事はとても心地が良かった。

学校の事も少しはマシになるかな、そんな安心感でボクはそのまま眠りについた。




―――…そんなはず、ないのに。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ざんねん荘な奴ら!!
辻東/著

総文字数/711

恋愛(逆ハー)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
中二病がいたり… オカマがいたり… 女嫌いがいたり… 男の娘がいたり… …ナルシストがいたり。 ――そこは、ざんねんな奴等の集まる素敵な荘。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop