ハニー*トラブル~君の彼氏はつらいよ~
ひょこっと、美咲ちゃんの教室に顔を出せば、俺に気がついた美咲ちゃんのクラスメートが親切なことにすぐに呼んでくれる。
「あ、朝陽くん、おはよう」
「おはよ!!」
「もしかして、島崎くんから聞いた?」
「うん、そう! さっき来てたって聞いたから」
そっかぁーなんて、照れたように笑う美咲ちゃんをあたたかい目で見てしまう。
可愛いなぁ。俺、本当にこんな可愛い子と付き合えてるのか
にしても、美咲ちゃん可愛い。天使じゃねぇかこの笑顔(何度も言うが、俺は変態じゃないぞ!)
「あのね、今日一緒にお昼食べれるかなって聞きたくて、でもちょっと言いに行くの早すぎちゃったね」
「……そういえば、連絡先、交換してなかったね」
すっかり忘れていた。
付き合ってから一週間以上経っているのに、連絡先を交換していなかった。
「じゃ、じゃあっ、えーと、わたしQRコード出すね!」
「オッケー!」
無事に連絡先を交換すると、美咲ちゃんがキラキラ目を輝かせて笑った
「朝陽くんのアイコン、ロックバンドのギターさんだよね!」
「あ、そうそう、よく知ってるね」
「えへへ、お兄ちゃんが詳しいんだあ」
照れくさそうに笑う美咲ちゃんに、ドキドキとする
…ん? ドキドキ?
あ、あれ、俺、もしかして美咲ちゃんのこと……
「えーと、じゃあ、お昼だよね! 早く終わったら迎え来るよ!」
無駄に熱のこもった頬を隠すように急いで教室に戻ると、啓太とツジが悪魔のような顔で笑ったことは、余談としておく
俺、もしかしたら美咲ちゃんを、好きになったかもしれない
このテの話が好きな啓太にはそう報告をしようと思ったけれど、あまりにも俺の顔をバカにしてくるからそれは保留にしておいた。


