ハニー*トラブル~君の彼氏はつらいよ~
◇
◆
――……あれから一週間ほど経って、ある日の朝。
「いたぞー!!」
今日も今日とてJMSに追われてます。
状況が変わることはなく、俺は毎日マラソン大会だ。
俺の太ももしっかりしてきそうで怖いぜ。まったく。
だけどな、最近は俺あんまり遅刻してないんだぞ! すげぇだろ!
バタバタとでかい足音をたてながら、教室に飛び込むと、いい餌を見つけたと言わんばかりの啓太と、今日も冷たい目で俺を見るツジの姿。
「よう、朝陽、今日もマラソンか、楽しそうだな」
「今日も微妙顔だな、朝陽」
……啓太の挨拶はまだしもな、ツジの挨拶ひどくない??
明らかにおかしいよな!?
なんだよ、開口一番に微妙顔だなって!
「あ、そーいや、美咲ちゃんがお前に用事があるって言ってさっき来たぞ」
啓太が美咲ちゃんのことを馴れ馴れしく下の名前で呼んでいるのが地味に気になるけれど、俺の意識は完全にもう違う場所にいる
「まじか、ちょっと行ってくる」
「リア充爆発しろ爆発しろ爆発しろ」
ツジの呪いの言葉を聞き流しながら、美咲ちゃんの教室に向かった。