ESORA PINK《短》
渉は廉と八智の親友で、私の後輩だ。
そして同時に私が約八年間、片思いをしていた相手でもある。
そんな渉から、二時間ほど前。
約二ヶ月ぶりに電話がかかってきた。
久しぶりの電話にドキドキしながら出ると、渉は学生時代よりほんの少し大人になった声で、残酷な言葉を私に告げた。
再来月に結婚することにした。
披露宴にはぜひ出席してほしいと。
その嬉しそうな声を聞いたあとの私の記憶はぼんやりとしている。多分、適当な相槌を打っていただけだろう。
そんな状態で、ただ一つ正確に理解出来たこと。
それは、私の八年間の片思いは五分にも満たない電話で、粉々に砕け散ったということだけだった。
会話を終えた私が一番最初にしたことは、家中のお酒のストックを調べること。
そして次にしたことが、八智にメールを送ることだった。
私はその二つを済ませたあと、ただたんたんとアルコールを摂取し続けた。
そうしなければ、私は自分の感情を制御出来ないとわかっていたから。
そして同時に私が約八年間、片思いをしていた相手でもある。
そんな渉から、二時間ほど前。
約二ヶ月ぶりに電話がかかってきた。
久しぶりの電話にドキドキしながら出ると、渉は学生時代よりほんの少し大人になった声で、残酷な言葉を私に告げた。
再来月に結婚することにした。
披露宴にはぜひ出席してほしいと。
その嬉しそうな声を聞いたあとの私の記憶はぼんやりとしている。多分、適当な相槌を打っていただけだろう。
そんな状態で、ただ一つ正確に理解出来たこと。
それは、私の八年間の片思いは五分にも満たない電話で、粉々に砕け散ったということだけだった。
会話を終えた私が一番最初にしたことは、家中のお酒のストックを調べること。
そして次にしたことが、八智にメールを送ることだった。
私はその二つを済ませたあと、ただたんたんとアルコールを摂取し続けた。
そうしなければ、私は自分の感情を制御出来ないとわかっていたから。