この空の下でめぐり会う奇跡


「こんなときこそ助け合うのが恋人なんじゃないの?
もういいよ わかった」


「わかったって何がわかったんだよ!」


「距離を置くんでしょ
わかったわよ」


「怒って言うなよ」


「だって・・・」


「オレだって 好きで言ったんじゃないよ
このままだったらいつも喧嘩して
お互い就活に支障がでて 取戻しの出来ないことになると思ったから…」


「わかったって…
数ヵ月の間でしょ!
離れてても恋人だし
連絡だってしていいんでしょ?」


それなら今と同じだけど…
と 思ったがもう言わなかった。


話をして以来
毎日何度かあったメールは
最低でも一日一回 全く無いときもあった。


会うのも 頻繁に会わなかった。


それがお互いのためだと思ってた。







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