この空の下でめぐり会う奇跡


「何年ぶりだろ
美空の裸を見るのは」


「ちょい・・・そんな
まじまじと見ないでよ~」


「美空ってこうされるのが
好きだったよな」


胸を攻められるのが
好きだった。


「ヤバイ‼久々だから
あたし・・・変になっちゃうかも」


「マジでオレだけ?
あれから誰ともしてないよな?」


「うん・・・
・・・でも・・・」


で・でも???
あれ?誰とも付き合ってないのに?
へっ???どういうこと?


「なんか損した気分
一樹はあたしの他にも・・・
色々と・・・その~」


「過去だよ過去」


「あたしも しとけば良かった
一樹だけって・・・」


「本気で言ってる?」


「冗談だよフフフ」


「そんな冗談要らない!」


「怒んないでよ!」


「許してほしいなら
美空がリードして!」


「えっ!!!あたしぃ???」


そう言いながらも
美空はオレにまたキスをしてきて
「これがあたしの精一杯
許して!もう言わないから」
と可愛く言った。


それがほんとにキュンと来て
オレを狂わせた。


そして朝まで愛を確かめあい
美空のお腹には
赤ちゃんが宿って
翌年の結婚式にはもう5ヶ月だった。





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