○○するお話【中編つめあわせ】


「……うん」
「安心しろって。凛の名前出したりしねーし。
まぁでも、好きなヤツがいるって言っておいた方が一度で引き下がるかもしれないけど」
「そっか……」
「おまえの方はさ……もう、大丈夫なのか?
おじさん、また他のヤツとの見合い話、持って来たりするんじゃねーの?」
「もう勝手に話進めないでって事は話したけど……私には分からないような、会社同士の付き合いとか、そういうのあるんだろうし……。その辺はよく分からない……かな」

「まぁ、そりゃそうだよなー」って呟いた恭くんが、難しい顔をして天井を仰ぐ。
どうしたんだろうと思って見ていると、恭くんは上を向いたままその答えを口にした。

「やっぱり、他の男と見合いとか面白くねーし、だったらもう付き合ってるって言うのも手かとも思うけど……でもなぁ」
「いいよ、そんなの……っ、だって言ったら恭くんにプレッシャーかかる……」
「いや、それはどっちみちだし、おじさんが俺をそういう目で見てるって分かれば、俺ももっとやる気でるし。
だからそれはいいんだけど……ただなぁ」

顔をしかめた恭くんが続ける。

「そしたら多分、同棲は解消になるよなぁ」って。






< 88 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop