君といつまでも
いつもならどうしようもなく長く感じる授業の時間は、こんな時に限ってものすごく早く過ぎてしまう。



授業が終わりに近づくにつれて心臓の音が早くなる。



ちらっと瞬くんの方を見ると、眠たそうにペンを回してる。



いつも通りの瞬くん。



いつもならすっごくすっごくドキドキして見てるだけで幸せなのに、今日は涙が出そうになる。



もうあたしは瞬くんの『彼女』じゃなくなっちゃうんだ。



そしたら桃ちゃんと付き合うの?



そしたら瞬くんの彼女は桃ちゃんで、桃ちゃんの彼氏は瞬くんで。



あーもういっそのこと泣いちゃいたい。



そんなことをうだうだ考えてるうちにあっさり授業は終わってしまった。




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