君といつまでも
瞬くんに引かれながら駅までの道を歩いた。



あたしの少し前を瞬くんが歩く。



さっきまであたしの腕を掴んでいた瞬くんの手がいつのまにかあたしの手を取る。



瞬くんはなにも言わなくて、ただ手から伝わってくるぬくもりにドキドキした。



胸の奥がきゅうってなる。


そんなの、瞬くんにだけだよ?嘘じゃないよ?



今日でおしまい。



そう思ってたのに、期待しちゃうじゃん…。



瞬くんもあたしのコト好きなのかもって錯覚しちゃうじゃん。



これ以上好きになったってフラれた時に辛くなるだけ。



瞬くんはこんなに近くにいるのに、ものすごく遠い。



繋がれた手を握り返して、離されてしまうのが怖くてただただそのまま帰り道をゆっくりと歩いた。


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