クールな先輩の心を奪う方法
モヤモヤしたまま、家路につくも、美雨が気になり、家に行ってみようかと思ったが、1人になりたいという彼女の意見を尊重してあげなければと思い、足を止めた。

…結局、オレが行った場所は、居酒屋。
モヤモヤから、少しでも気をそらそうと酒を飲む。

…が、そのモヤモヤは、更に増していく。
よくよく考えてみれば、美雨に聞く必要はないのだ。大地に聞けば、何の問題もない。

オレは、モヤモヤを晴らすべく、会社に向かった。
大地の事だ。まだ、会社にいるはずだから。

…オフィスに着いたオレは、目の前の光景に言葉を失う。

…原因は、これか?
美雨が大地から離れた理由…

オレは心底腹が立ち、その場へ足を進める。
そして、女の体を引き寄せた。

大地は、女と抱き合っていた。

「…梓?」
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