悪魔なゾンビ少女
「そろそろ行くけどどうするの?」
雰囲気を出すため朝食を抜き支度を終えた美香は直樹に訊ねた。
そして訊ねた直樹は美香の目の前に、美香と同じ学校の制服を着て立っていた。
「早く行っても居る場所がないし、不審者と間違われたら面倒だからな。騒ぎが起こり始めたときに野次馬に紛れ込むのが一番だろう。目の前で騒ぎが起こっているのに一生徒に気をとめる奴はそうそういないだろうし」
美香は直樹の言葉に同意の意味で頷いた。
「にしても、その制服何処で手に入れたのよ」
そう言って美香は返事を聞かずに一足先に家を出た。
明確な返答を寄越さない人間の返答を待つ事なく。
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