sweet melody


少し肌寒くなってきた10月の初めのある日。


授業も終わり、帰宅しようと思った矢先
音楽室に忘れ物をしたことに気付く。



音楽室遠いな〜。
めんどくさいけど、明日も使うものだし。
う〜ん、仕方ない。ぼちぼち行くか。



かなり重い足取りで音楽室に向かう。




音楽室は別棟の1番最上階の1番端。
教室から結構距離がある。


もう〜、なんでこんな遠くに音楽室作るのさっ。最悪。



そんな気持ちで音楽室に向かうと、
不意に音が聞こえてくる。



これってギターの音?
誰か練習中かな?
うちの学校では、バンドを組んでる人たちが何人かいる。
だから音楽室で練習してたりする姿は珍しくない。



音楽室の入口で立ち止まって、ちらっと中を見る。
たくさん人がいたら恥ずかしいからね。




え?嘘、、、!!
拓斗だ!
ど、どうしよう。
一気に汗が噴き出る。



あたふたしてる私に気づいたのか、
拓斗が手を止めた。


『誰?』

< 5 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop