光り輝く命~救ってくれたのは君だった~
あたしはそうつぶやきながら

クローゼットを開け、服を選び始めた。

いきなり、なんなのだろう。

不安と期待。

そんな感情が入り乱れていた。

とりあえず暑くて汗だくだったので

お風呂に入り、父とご飯を食べ

食器を洗い終わったら、

すでに7時半だった。

食器を片付け急いで着替えた。

デニムのミニスカートに水色のTシャツ

というラフな格好。

「お父さん、ちょっと出かけるね」

あたしがそう言うと、

「男か?」

と父はからかうように言った。

適当にはぐらかし、

財布と携帯だけ持って外に出た。

時間はもう7時45分。

しかし夜なのに暑いなぁ。

Tシャツを手でパタパタさせてたとき、

自転車が止まった。

「夏菜、早っ!」

隼人だった。

「だって暇なんだもん」

「夏菜らしいな。乗りなよ」

そう言われ、あたしは自転車の後ろに

またがった。

久しぶりに会う隼人は日に焼けていた。

あたしはというと真っ白。
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