AveniR-アヴニール-
「ねぇ、レシィ。今日も折り紙じゃ、嫌かな…?」

<××>は困った顔で俺に聞いた。

「別にいいけど?俺も折り紙好きだから気にすんな!」

俺は笑顔で答えた。

<××>は病弱だったため、

激しい運動が出来なかった。

「レシィ。僕の病気が治ったら、レシィとバスケをしてもいい?」

<××>が折り紙を折りながら聞いてきた。

「マジで?全然いいよ!

だからさ、がんばって病気治せよ!」

俺がそう言ったら、<××>は笑顔で頷(ウナズ)いた。
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