AveniR-アヴニール-
「うん、分かった!」

だけど <××>と遊んだのは、

その日が最後だった。

彼の両親から「もっと大きい病院に移るから」と理由を聞き、

彼は別の国に引っ越した。

最初はすごく悲しくて大泣きしたけど、

<××>が元気になって戻ってくると信じて、

待ち続けた。

だけどそれ以来、

<××>が戻ってくる事は永遠になかった。

あいつが生きてるか、死んでるかすらも分からないままだ。
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