夢道
「そうですね…。
ノイさん、まだかな?」
私がそう小さくつぶやくと、
コウさんは立ち上がった。
「じゃぁ今度はノイ探してくる。
本当にお前ら二人とも…子供かよ。」
笑いながらそう言って、
私のもとから
走っていってしまった。
辺りはすっかり暗くなって、
静かになってきていた。
だから
コウさんが私のもとから離れると
不安になってきた。
向こうに走っていく
コウさんの後ろ姿を
じっと眺めていると
「あっ!!」
曲がり角の所で
何かにぶつかって
弾き飛ばされていた。