夢道
私たちは話しながら、
宿に向かって歩いた。
この町から見る星空は
本当にきれいだった。
本当はオルアと
同じような
星空なのかもしれない。
だけど、
大切な人が近くにいる。
それだけで、
景色は何倍もきれいに見えた。
大切な人が近くにいる…。
大切な人が……。
やっぱりまだ完全には
振り切れないや…。
過去はそれだけ
大きいものなんだ。
ノイさんの大切な人、
カルさんは今……。
ノイさんは
心配じゃないのかな。