夢道


「良かったな…ノイ…」


コウさんが

ノイさんにそう言っていた。


コウさんも

すごく嬉しそうな表情をしていた。


「そんなに服汚して。
ノイ必死だったんだな。」


コウさんが呟いた。


「うん。
ユイ…おかえり…。」


ノイさんの優しい声が

聞こえてきた。


「ただいま…
遅くなってごめんなさい。」


「いいよ。
ユイが帰ってきてくれたんだから。
でもこれからは俺も誘って?」


ノイさんはそう言って、

笑いかけてくれた。


「分かった。
今度一緒に行こう?」


「うん。」


どこへ行くかは言わなかったけど、

ノイさんは

迷わず返事をした。



< 106 / 160 >

この作品をシェア

pagetop