君と春を
顔を紅く染めながらハッと何かに気づいた様子の美月が可愛い。
「……何か気付いた?」
ニヤリとしながらそう聞くと美月はコクリと頷いた。
「…じゃ、遠慮なく。」
「きゃあっ!?」
抱き上げると同時に目を丸くして俺にしがみつく彼女を俺の寝室へ連れ去り、ベッドに降ろす。
カーテンの隙間からうっすら差し込む月明かり。その光は俺の手を導くように彼女の身体を淡く照らす。
「慎汰さ…」
久々の触れ合いに緊張しているのか僅かに震えながら俺の腕を掴む姿。
…こんなに触れたくて仕方ないのにこの数週間よくガマンしたよな、俺。
マジで褒めてやりたいくらいだ。
溢れるほどの愛おしさを伝えるように優しく優しく髪を撫で、頬に口づける。
「愛してる…愛してるよ、美月。
……お前の全部、一生俺のものだから。」
無意識に口をついて出たその言葉たちは美月を一瞬驚かせ、ふわりとした笑顔にする。
「……じゃぁ、慎汰さんも全部、一生私のものですね。
…愛してます。とっても、愛してますよ。」
……………ドクンと、心臓が跳ねる。
頬に伸びてくる白く細い女性らしい手。
俺を見つめて潤む瞳。
艶やかな唇。
全ては俺のためにある。そう思うと…
もう、余裕なんかなかった。
貪るように口づけ、肌を晒し、くびれを撫でる。
そんな俺に一生懸命応えながら美月はボソリと呟いたんだ。
「………もう。
ホントにくびれフェチなんだから。」
……………バレてたのか。
