男装騎士~あなたの笑顔護ります~
こんなおしゃれな場所、近所にあっただろうか?
それとも私、誘拐されたとか?
寝ていて気づかないとかどんだけよ!
どんどんテンパってくる。
そわそわして、立ち歩く。
いったい、私はどうなったのよー!
「変な格好の姉ちゃんじゃないか」
突然後ろから声がする。
変って、そりゃあ変かもね。
パジャマだし。
だからって、そこまで変じゃないと思うけど!
私は反撃の意思を込め睨むように振り向いた。
そこには、明らかに私なんかよりもずっと変な格好の大柄な男たち。