男装騎士~あなたの笑顔護ります~
≪・・・これを飲ませて≫
声がする。
セイくんの、声・・・?
でも、もう身体が動かない。
声も、出せない。
「なんだ、これは」
≪僕の力を凝縮したもの。ユキの命をつなぎとめる事ができる・・・≫
「信用しろと、言うのか?」
≪・・・信じてくれなくてもいい。でも・・・≫
「・・・わかった。飲ませれば、いいんだな」
ああ、声もうまく聞こえなくなってきた。
なにを、話してるの?
ああ、レオの声が小さく・・・。
唇に、柔らかい感触が。
喉に何かが入り込んで通り抜けていく。
レオの手が、私の頬を優しく撫でた。
私の頬を、涙が流れた。