あなたの優しさが…雅樹の想い




「若、ゴテゴテなダイヤとか、ダメですよ」


『は?いかにもっていいじゃねーか』


「美咲さんに似合いません」


『……それでも…』


「美咲さん、つけてくれませんよ」


普段、美咲は化粧も薄く

服も動きやすいパンツ姿


毎日つけても問題ないものを…


女にプレゼントしたことない俺。


女が欲しいものを与えていた。



美咲は欲がネェ。



色々見て


1つの指輪に目が止まった。



小さなダイヤが散りばめられていたが

シンプルで

けど

安く見えない…安くはないが…



「それなら、問題なさそうですね」


大東が言ってくれるなら

間違えねぇ。



指輪を包んでもらい

俺と大東は

事務所へ戻ることにした。
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