あなたの優しさが…雅樹の想い




俺は先に部屋へ戻っていた。


美咲に伝えること

渡すもの……


産まれて初めてのことで

初めて緊張してる…



それが笑える




美咲が部屋に戻ってきた


『美咲…おいで』


美咲は

恥ずかしそうに俺の横に座る



『俺と結婚してください』


そう言って抱きしめた。



そして


美咲の

少し潤んだ瞳を見つめる



『ま……拒否権はねぇけど』



そう言いながら


俺は美咲に指輪が入ってる箱を渡した


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