いつだって、ヒーロー。


「ねえ!リンゴ飴!食べようよ!」


「あ〜、はいはい」


腕を引っ張られてリンゴ飴を売ってる屋台へと向かった。


つーか今日で諦めるって言ってんのに何でこんなに元気なんだ?
あー…最後の思い出か。

ますます田渕は謎だ。


やっぱりリンゴ飴は食べにくいからイチゴ飴にしようかなあ、なんてどうでもいいことを口にする田渕。


「いいから早くして」


田渕がリンゴだろうがイチゴだろうが何食べようが俺には関係なし。


おっきいもんからちっさいもんに変えたって可愛いなんて思わねえよ?

お前の考えてることわかりやすすぎるんだっての。


人混みを避けて街灯があるところに移動して田渕が食べ終わるのを待つ。


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