強引社長の甘い罠
「ほら、いい加減にしろ」
「や、やだ……! ちょっと待ってよ、祥吾。や、やっぱり無理だよ……そんな……や、ちょっと、引っ張らないで!」
私の目の前には完璧な裸体を惜しげもなく晒した祥吾がいる。広い肩から続く上腕二頭筋の素晴らしいことといったら。そして何といってもキレイに割れた腹筋! あんなに忙しいのにどうやってこの体型を維持しているのか不思議でならない。いったいいつ、トレーニングしているの? そして……どうして彼はいつもこんなに堂々と全てを見せることができるの……?
私が体に巻きつけているバスタオルを引き剥がそうと腕を伸ばす祥吾は、私にも自分と同じようになって欲しいらしい。バスタオルなんて無駄なものは取ってしまえと言っている。私に、彼と同じように、全てを脱ぎ捨て裸になれと言っている。
だけどそんなの絶対に無理! 自分から進んで彼に全裸を見せるなんて……そんな自信あるわけがない。鍛え抜いた完璧な体の持ち主の前では尚更だ。だいたい、恥ずかしいじゃない。
私が騒ぎながら体を捩ると、祥吾の眉間に深い皺が寄った。でも次の瞬間にはニヤリと口角が持ち上がる。私は引きつった笑みを浮かべた。
「え……っと……」
「そろそろ観念しろ」
「や、やだ……! ちょっと待ってよ、祥吾。や、やっぱり無理だよ……そんな……や、ちょっと、引っ張らないで!」
私の目の前には完璧な裸体を惜しげもなく晒した祥吾がいる。広い肩から続く上腕二頭筋の素晴らしいことといったら。そして何といってもキレイに割れた腹筋! あんなに忙しいのにどうやってこの体型を維持しているのか不思議でならない。いったいいつ、トレーニングしているの? そして……どうして彼はいつもこんなに堂々と全てを見せることができるの……?
私が体に巻きつけているバスタオルを引き剥がそうと腕を伸ばす祥吾は、私にも自分と同じようになって欲しいらしい。バスタオルなんて無駄なものは取ってしまえと言っている。私に、彼と同じように、全てを脱ぎ捨て裸になれと言っている。
だけどそんなの絶対に無理! 自分から進んで彼に全裸を見せるなんて……そんな自信あるわけがない。鍛え抜いた完璧な体の持ち主の前では尚更だ。だいたい、恥ずかしいじゃない。
私が騒ぎながら体を捩ると、祥吾の眉間に深い皺が寄った。でも次の瞬間にはニヤリと口角が持ち上がる。私は引きつった笑みを浮かべた。
「え……っと……」
「そろそろ観念しろ」