強引社長の甘い罠
及川さんとは反対側の隣の席の椅子を引っ張ってくると、聡がそこに座った。私が少し横にずれて彼に場所を譲ると、彼は私のパソコンのキーボードを叩いて画面に試験用のオートオークションサイトを表示させた。
「この下に……」
聡がトップページの右側、メイン画像の下あたりを指す。
「購入者の意見や感想を載せることになったんだ」
「うん」
「買ってもらった車や客の写真とか、意見を掲載するページと、そのページへリンクする画像を作って欲しい」
「わかったわ」
「この件について鈴木課長に話は通してあるから。ページの構成は全て任せるよ。一ページに……そうだな、だいたい五件くらい表示できればいいと思う。古いものはサムネイルにするかテキストにするかは唯が決めてくれていい」
「了解」
聡が立ち上がった。
「どれくらいで出来る?」
「えっと、そうね……」
私は少し考えた。少し前に頼まれたエステティックサロンのサイトはほぼ完成している。今週はオーナーの都合がつかないということで、来週早々に確認してもらい、微調整をして終了の予定だ。今は社内ページの細かいところを修正しているだけだ。
「この下に……」
聡がトップページの右側、メイン画像の下あたりを指す。
「購入者の意見や感想を載せることになったんだ」
「うん」
「買ってもらった車や客の写真とか、意見を掲載するページと、そのページへリンクする画像を作って欲しい」
「わかったわ」
「この件について鈴木課長に話は通してあるから。ページの構成は全て任せるよ。一ページに……そうだな、だいたい五件くらい表示できればいいと思う。古いものはサムネイルにするかテキストにするかは唯が決めてくれていい」
「了解」
聡が立ち上がった。
「どれくらいで出来る?」
「えっと、そうね……」
私は少し考えた。少し前に頼まれたエステティックサロンのサイトはほぼ完成している。今週はオーナーの都合がつかないということで、来週早々に確認してもらい、微調整をして終了の予定だ。今は社内ページの細かいところを修正しているだけだ。