気まぐれ男子とその彼女。
気まぐれ男子と跡。

~気まぐれ男子と跡。~






─タッタッタ…。



「しーのちゃぁーん!お土産だよー!」



「あらあら、ありがとー。あ、そこ滑るよ…」



「ひぇあっ!!」









菱くんとの初めての旅行は、無事終わり、今日は平日。



─なんですが。


旅行の余韻が抜けきれず、まだふわふわと浮かれててそりゃもう廊下でスライディングするぐらいには浮かれてます。





「はいっ!これお土産!」




「うん、ありがとう。どう?楽しかった?」




「うん!すっごく楽しかったよー!いっぱい美味しいもの食べれたし、景観もさすが京都!風光明媚で幻想的だったなぁ~!」





「へぇ~そりゃよかったねぇ」





「それもなんだけどね!何より菱くんの浴衣がかっこよくてね~!!」






「でたよコレ……………─って、あんた、それどうしたの」




「へ?」




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