.:*・'仮恋〜甘い声で惑わす君〜.:*・'
「なんだよ、想羅・・」
「なんだよ、じゃねぇよ!お前、今日俺と遊ぶ約束してたじゃねぇかよ!」
「あぁ・・・それ、パス。
俺今日、優実と予定あるから」
当たり前だと言うようにさらっと答える恭弥。
てゆうか、そんなこと言っていいの!?
あたふたとするあたしを見て、想羅くんがこっちをじろっと見てくる。
「ふぅーん、これが噂の優実ちゃんね」
ニヤッと笑って、ふむふむと頷く。
う、噂の・・・?
「そうだよ、だからパス」
「んじゃ、納得だわ。
優実ちゃん、俺、高木想羅(たかぎそら)。よろしくねっ!」
「あっ、よろしくお願いします・・」
手を握られ、ぶんぶんと振り回される。
「おい、想羅。優実、困ってるだろ」