.:*・'仮恋〜甘い声で惑わす君〜.:*・'
あたしの腕を掴んでる想羅君を振り払う。
「なんだよ、恭弥っ!こんなの挨拶だよ、挨拶っ!」
そう言うとまたケラケラと笑い始める。
そんな様子を見て呆れたように恭弥がため息をつく。
本当に対照的な二人だな・・・。
あたしが呆気にとられていると、あっと思い出したように想羅君が声を上げる。
「俺今日、日直じゃん!次も科学の準備手伝わねーといけねえじゃん!」
「はぁ?そんなのお前一人で行けよ」
「なんでそんな見捨てるような言い方すんだよー!」
「実際、見捨ててるし」
「んじゃ、そうゆうことだから優実ちゃんまた今度ねー」
「あっ、おい!」
無理やり恭弥のこと引っ張りながら駆け出してく想羅君。
そんな姿を見てまたクスッと笑ってしまう。
本当に仲良いんだろうな・・・。
少ししか喋ってないけど、それが伝わってくる。
「あたしももう行かないとっ」
慌てて立ち上がり、教室に戻る。
ー・.。:*・♬*
スマホの音がなり、慌ててポケットから取り出す。