秘密がばれても困らない
まぁ、今回は両方かもね。
結構ヤバイもん。
殺気がね。
私が音楽室に入ったのに気づいた相手が、めっちゃ睨んできてるもん。
それはもう、今にも飛びかかってきそうなくらいに。
「貴女も、わたしをいじめにきたんでしょう?それとも、私の彼氏を奪いに来たの?まぁ、どっちにしても殺すけど。」
はぁぁ。
やっぱり、両方だったんだ。
うん、これは面倒くさいね。
さっさと退治しよう。
「違うよ、どっちともはずれ」
「じゃあ何をしに来たのよ!?」
そう聞いてきた相手に、私は笑顔で答えた。
「貴女を、退治しに来たの」
「退治!?そんなことさせない!」
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