不機嫌な彼のカミナリ注意報2
***

「お疲れ様です」

 午後、仕事が一区切りついたところで休憩室に行くと、ベンチに腰をおろしてドリップされたコーヒーを手にする風見さんの姿がポツンとあった。
 長い脚を組んで座る姿が今日も何気にカッコいいし、ここで偶然会えたのはラッキーだ。

「お前も休憩か?」

「はい」

 私も販売機で同じコーヒーを買い、風見さんとは少し間をあけて隣に腰を下ろす。

「……悪いな」

「なにがですか?」

「最近バタバタしすぎててまともに相手してやれなくて。食事くらいは、とは思うが……なかなか時間が……」

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