不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「緒川さんはやっぱりかわいわね。特に食べてるとき。だから染谷くんにも狙われるんだろうね」

「あのぅ……」

「あ、染谷くんね、女の子が大好きなの」

 なんでもないことのように、あっけらかんとそう告げられ、私は思わず口をポカンと半開きにしたまま固まった。

 女の子が……大好き?
 それは、普通の男の人の感覚よりも、という意味なのだろう。
 だけど正直、染谷さんにそんなイメージはない。

「今、彼女いないんだろうね」

「……はぁ……」

「恋愛体質なのかなぁ、染谷くんって。横浜支社でも、手当たりしだいとまでは言わないけど、染谷くんにそれらしく誘われたって子は何人か知ってる」

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