不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「ちょっと、笹岡さん! 私を巻き込まないでくださいよ」

「ごめん、ほんっとにごめん。ランチ奢るから許して?」

 顔の前で両手を合わせて、申し訳ない! と悲痛な面持ちで謝罪されたら、それ以上なにも言えなくなってしまう。

「じゃあ、高級ランチでお願いします!」

「わかった」

 ああ、面倒な計算作業の途中だったのに。
 これじゃあ、なんのために清瀬さんのお誘いを断ったのかわからない。

 だけど高級ランチにありつけるのはある意味ラッキーだ。

< 31 / 298 >

この作品をシェア

pagetop