魔導師の守護神
「レオン、アルムちゃん、ゆっくりお話ししたいところだけど、今日はちょっと用事が出来てしまったので、また今度ね」
シェリルは笑顔でそう言うと、ディックを引きずって立ち去って行く。
その様子を、俺は楽しそうに、アルムは気の毒そうに見つめていた。
二人を見送ったところで、俺が呟く。
「ディック…生き延びろよ」
それが何気に深刻な声だったので、隣に居たアルムがクスッと笑みを零した。
ディックの無事を願おう。
隣で笑うアルムを見ながら、俺はそう思った。