空まで届け
「なんだなんだ?そんな顔赤くして、
あ、俺がイケメン過ぎるからかぁ〜」
「ばか!」
空良ずるいよ〜変なこと言ってても
かっこいい。
「おいおい!天才に向かって馬鹿とは
なんだ!馬鹿とは!」
空良はそういって枕をポンポン叩く。
その仕草や動きが可愛くて私はまた
笑ってしまう。
すると、空良が急に真面目な顔になって
話始めた。
「明日って学校休みだよな?」
「うん!今日は金曜日で月曜日も祝日で
三連休だよ!」
「俺今日、ずっと小春と一緒にいたいな」
え?それって。
「ここ泊まってく?」
唖然とする私に空良は、
「あ、寝る場所か!えっと…
ここ来い!ここ!」
空良は自分の横の僅かなスペースを指す。
「2人でベッドで寝るの?!!」
想像しただけで私は倒れそうだった。
━━━コンコン。
「はーい」
そこには看護婦さんがいて
体調の確認をしに来たんだとか。
「ねえ、先生!こいつ今日ここ
泊まってもいい?」
「い、いや!大丈夫です!私そろそろ…」
恥ずかしい過ぎるよ〜空良!
「あ、大丈夫ですよ!でも、
くれぐれも無理はしないようにね」
そういうと看護婦の女の人はニコッと
微笑んだ。
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