空まで届け
「よかったな!小春!」
空良は満面の笑みでこちらを向く。
結局断る事なんてできず、私は空良と
夜2人で過ごすことを決意した。
「もしもし お父さん?」
「おう、どうした?」
どうしよう。お父さん怒んないかな?
「今日空良んとこ泊まっていこうと
思って…」
「小春。」
お父さんの声のトーンが一気に下がる。
「あ、えっと、看護婦の人にも
ちゃんと許可取れてて、お、お父さん?」
「…」
やっぱり怒ってるよね。
「変なことしたりするんじゃないぞ?」
はぁ…怒ってんのかと思ったじゃん!!
「なにもしないよっ!!」
「本当かぁ?男の夜2人きりだぞ?」
そんな言い方されると
一気に顔が熱くなる。
「小春はまだ純粋な女の子なんだから」
「もううるさい!切るよ?!」
この変態オヤジが!
「わかったわかった。
じゃあ 楽しくやれよ!おやすみなさい」
そういうとお父さんは電話を切った。
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