ツンデレ専務と恋人協定
「栞奈、ありがとう。ごめんね」


こんなことでふたりに恩返しが少しでも出来るなら心から嬉しいと思う。

お姉ちゃんと話してると、春樹さんは昨日よりも疲れた顔をして帰ってきた。


「春樹、どうだった?」

「全然だめ。どこも貸してくれないって」


春樹さんはそう言って、座り込んでしまった。


「栞奈ちゃん、今日も来てくれたんだ。ごめんね」

「いえ」


さっきお姉ちゃんと話しているときに、全額返済の期限は明日だって教えてもらった。

そして、お姉ちゃんたちの貯金と私の貯金を合わせても半分の500万にしかならない。

あと500万円も何とかしなきゃいけないんだけど、この様子じゃ無理そうなのは3人ともわかっていた。


「お姉ちゃん、私何か食べ物買ってくるよ」


お姉ちゃんも春樹さんも食欲がないのはわかってるけど、体を壊したりした大変だし。

私はそう思って、お姉ちゃんの家を出てコンビニへ向かった。

コンビニで適当にお弁当と飲み物を買ってお姉ちゃん家に戻ると、ふたりが言い争いをしている。


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