ツンデレ専務と恋人協定
肩に掛けている鞄の中に手を入れようとした瞬間に、腕を強く捕まれた。
顔を上げ、私の手を掴む専務を見た。
「こいつは俺が送ってく」
専務はそう言って、私を引っ張っていこうとするけど、私は立ち止まりそれを止めた。
「ちょっと!待ってください!」
そう言い、力強く掴まれていた腕を振り払った私に専務は悲しげな表情を見せ、背中を向けてひとりで帰って行く。
「常務、すみません。これ飲んでください」
急いでポーチから風邪薬を取りだし、常務に渡す。
「すみません、お先に失礼します」
私は常務に軽く頭を下げて、専務の帰って行った方へと急いだ。
すぐに追っかけてきたはずなのに、専務の姿はもう見えなくなってしまっていた。
もうタクシーに乗っちゃったのかな?
そう思って、タクシーの走っていそうな大きな道路を見ると、専務がタクシーに乗ろうとしていた。
「専務!」
大きな声で専務を呼ぶけど、少し距離があるせいか、車がたくさん走っているせいか私の声は届いていないみたい。
「李人さん!」
何度か専務と呼んだのに気づいてくれなかったくせに、名前を呼ぶと気づいてくれたのか専務は私の方を見てくれた。
顔を上げ、私の手を掴む専務を見た。
「こいつは俺が送ってく」
専務はそう言って、私を引っ張っていこうとするけど、私は立ち止まりそれを止めた。
「ちょっと!待ってください!」
そう言い、力強く掴まれていた腕を振り払った私に専務は悲しげな表情を見せ、背中を向けてひとりで帰って行く。
「常務、すみません。これ飲んでください」
急いでポーチから風邪薬を取りだし、常務に渡す。
「すみません、お先に失礼します」
私は常務に軽く頭を下げて、専務の帰って行った方へと急いだ。
すぐに追っかけてきたはずなのに、専務の姿はもう見えなくなってしまっていた。
もうタクシーに乗っちゃったのかな?
そう思って、タクシーの走っていそうな大きな道路を見ると、専務がタクシーに乗ろうとしていた。
「専務!」
大きな声で専務を呼ぶけど、少し距離があるせいか、車がたくさん走っているせいか私の声は届いていないみたい。
「李人さん!」
何度か専務と呼んだのに気づいてくれなかったくせに、名前を呼ぶと気づいてくれたのか専務は私の方を見てくれた。