ツンデレ専務と恋人協定
着替えとかを取りに家へもどりたかったけど、時間が勿体無いと言われ、デパートへと連れてこられた。


「お前も俺も取りに帰ってたら夕方になんだろ。買ってやるから要るもの買えよ」

そう言われても、時間よりお金が勿体無いとしか思えない。


「早く買わねぇと、俺が下着を選ぶぞ」

「えぇ?」


それは嫌だ。
専務に下着を選ばれるなんて恥ずかし過ぎるよ。

私たちは別れてそれぞれ自分の下着を買いにことにした。

だけど、さすがデパートのブランド下着だけあって高い。
いつも私がらつけてる下着と言ったら、上下で千円くらいなのに。


「決まったか?」

値段に怯んで選び兼ねていると、後ろから専務の声が聞こえた。


「もう買って来たんですか?」

専務の手には下着だけとは思えない量の紙袋が握られていた。


「俺が選んでやろうか?」

「い、いいです!これにします!」

そう言って、目を付けていた比較的安いものを手に持った。


「いや、それはねぇだろ!やっぱ俺が選ぶ」


私が手に持った下着は、確かにベージュでレースもリボンもついてないものだけど、それはないって言うのは酷い。

下着を選び出した専務は、赤のレースや黒の布が明らかに少ない物を選んで手に取った。

そして、私の意見は聞かずにレジへと持って行ってしまった。
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