ツンデレ専務と恋人協定
私はお姉ちゃんの言葉を無視して、あまり強くもないのにお酒を飲み続けた。

気がついたら、お姉ちゃんの家で朝を迎えていた。
いや、もうお昼も回っていた。


「栞奈!やっと起きたの?」

お姉ちゃんはベランダで洗濯物を干しながら、起きた私に話しかけてきた。


「私、お姉ちゃん家に泊まったの?」

ヤバい。全然覚えていない。


「店で寝てしまったから春樹がおんぶして連れて帰ってくれたのよ」

そう言われても全く思い出せない。

さすがに飲み過ぎたかな?なんだか頭が少しだけガンガンする。

これって人生初めての二日酔いだよね。

それに春樹さんにおぶってもらうなんて。
最悪だ。


「春樹さんは?」


お礼を言おうと思い春樹さんの姿を探したけど、いる気配がない。

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