ツンデレ専務と恋人協定
こんな風に言われてキレるかなと思って専務の顔をチラッと見たけど、専務は顔色ひとつ変えていなかった。

エレベーターは1階に到着して眼鏡をかけた人は先におり、私と専務もエレベーターをおりた。

そして、専務の車に乗り会社を後にした。

私はさっきのエレベーターでのことが気になり、運転をしている専務をチラチラッと見てしまう。

「何か言いたいことがあるならはっきり言えよ」

「さっきの方どなたですか?」

私は遠慮もせずさっきのことに触れた。

「お前、自分の働いてる会社の常務も知らねぇのかよ!」

えっ?常務?

45階は確かに常務のいる階だけど、あの人が本当に常務なの?

「本当に常務なんですか?」

専務のことだから私をからかうつもりなのかもしれないと思った。

だって、常務ってことは専務の方が上司なのにあんな態度を取るなんて考えられないよ。

「ああ、嘘なんかつかねぇよ」

「常務なのにあんな失礼なこと言ってきたんですか?」

「あいつはいつもだからほっときゃいいんだよ」

「悔しくないんですか?常務に嫌みを言われたり、何にも専務や影でモンスターって呼ばれてたり」

言われてるのは全部専務なのに何故か私の方がムキになってしまってる。

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