ツンデレ専務と恋人協定
マンション前まで送ってもらい、お礼を言い帰っていった。

そして、専務に言った通り早く寝ようとベッドへと入ったけど、専務の顔がチラついてなかなか眠れなかった。




翌日、会社へ行くと課長に呼び出された。


「おはようございます、課長」

「おはよう。里田さん、今日から宮尾主任も専務についてもらうから」

「え?」


どういうこと?
宮尾主任も専務専属の秘書になるってこと?

宮尾主任は今まで、秘書課でいろいろなサポートをしたり全体のフォローをしたりしていた。

なのに急にどうしたんだろ?


「専務は最近忙しいみたいだから、里田さんひとりじゃ大変だろう?専務からも頼まれてね」


専務がもうひとり秘書を増やすように頼んだの?

私ひとりじゃ役に立たないってこと?


「今、専務に回れるのは宮尾主任くらいしかいなくてね。だから宮尾主任とふたりで専務のサポートを頼むよ」

「……はい」


宮尾主任が嫌なわけじゃないけど、心が一気に曇ったみたいに暗くなった。

だけど、仕事が出来ない自分が悪いんだし何も言えない。


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