ツンデレ専務と恋人協定
「ごめんなさい!すみません!」


私は謝りながら荷物を持とうとしたけど、専務は持ったまま部屋の中へ入ってきた。


「これ、どこ置くんだよ?」

「あ、そこのテーブルの上に置いてください」


そう言うと、専務はテーブルの上に荷物を全部置いてくれた。


「ありがとうございます。お茶入れるんで適当に座ってください」


私はそう言い、キッチンに行きお茶を入れ戻ってくると、専務は座ってなんかいなくて部屋の中をうろちょろしていた。

まあ、うろちょろするほど大きな部屋じゃないんだけど。


「これ、お前の家族?」


棚に置いてあった写真立ての中の写真を指差して専務が聞いてきた。


「はい。お姉ちゃんと、亡くなった両親です」

「お前、両親亡くなってるのか?」

「高校生の時に事故で、ふたり一緒に」


私はスーパーで買ってきた袋の中を整理しながら答えていた。


「うちは離婚した」


専務がいきなり自分の話をしだしたから手を止めて、専務を見た。



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