夢幻泡影
集団から一人抜け出した沖田が戻る

「総司、どうだった?」

「間違いないです!」

「連れは、いい奴そうだったか?」

「ええ。とっても!
瑛だと教えてくれましたよ!」

「そうか」


永倉と沖田がこそこそ話す





巡察が終わり、土方の部屋へ


「土方さん!!
巡察の報告ききたいですか?」

「はあ?」

「その態度じゃ、いえねぇなぁ?総司?」

「てめえら!なに偉そうなんだよ!!」

「え!!私達、お手柄なのにねえ?」

「言わないでおくか?」

「もったいぶってんじゃねえ!!」


「瑛に会いました」

「あぁ?は?本当か!!」

「はい!」

「僧侶と一緒にいたぜ!」

「とてもいい人そうで、瑛を隠してくれてる感じでした!」

「それで?」

「俺らの隊に間者がいるかもしれねぇし、そのまま。な!?」

「はい!でも、また会える気がしました」

「根拠ねぇだろ?」

「僧侶さんの目がそう言っていました」


『総司の勘は当たる!待つか… 』


「わかった。近藤さんや山南さんにも伝えておけ!」
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