友達から始めます

開いたドアから担任の大前先生と小柄なくっきり二重に長めの巻き髪が特徴的な可愛らしい女の子が入ってきた

「おーいみんな、席についてー」





「転校してきました。矢野まりあです。よろしくお願いします」


元気よくくしゃっとした笑顔で自己紹介するまりあにクラス中の男子がざわついた


「おい、めっちゃかわいくね?」


水樹だけわ時がある止まったかのようにまりあを見ていた

「すいませーん、矢野さんはどんな人がタイプですかー?」
後ろの方の席から将人が大きな声で質問する


「え、んーーと面白くて優しくてよく喋る人です!」

クラス中の男子が一斉に喋り出した


どんっ!
クラスが一気に静まった

音のなった方に全員が目を向けると
水樹が机に両手をつき立ち上がっていた


「矢野さん!!」



「え、あ、はい…?」


「絶対僕のこと好きにさせてみせるんで!ぼくが絶対幸せにしますんで!お付き合いを前提に友だちになってください!」



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